リスティング広告の活用や費用目安、広告運用3つのメリットをご紹介します

Web広告関連

「Web集客を強化するために、リスティング広告を始めたい」
「知識や経験がないままに、Web広告の担当を任された」
「どのようなWeb広告施策を打てば成果が出るのかわからない」

企業にとってWebプロモーションが主流となった昨今、これらのような悩みや疑問を抱える企業担当者は少なくありません。

この記事では、Web集客の初心者や未経験者の方に向けて、インターネット広告の中でもとくに代表的なリスティング広告について解説します。
リスティング広告の基本的な仕組みから、メリット・デメリット、成果を出すためのコツまで紹介しているので、Web集客やリスティング広告を検討している方はぜひ参考にしてください。

リスティング広告とは

リスティング広告は、数あるWeb集客方法の中でもとりわけ実践している企業が多い広告手法です。
ここでは、リスティング広告の基本的な仕組みとして、広告の掲載先・掲載フォーマット・費用の3点について紹介します。

リスティング広告の基本


掲載先

リスティング広告は、GoogleやYahooといった検索エンジンの検索結果ページ上部に掲載されます。
「東京 ホテル」や「魚料理 おすすめ」などユーザーが検索したキーワード(検索語句)に連動して広告が掲載されるため、検索連動型広告とも呼ばれます。
Google、Yahooともに広告媒体として多くのシェアを占めているため、まずはどちらか、あるいは両方の媒体でリスティング広告を始めるのが一般的です。
アプローチするユーザーのターゲティング方法や、広告の表示方法など、細かい機能面はGoogleとYahooで異なるため、自社に合った媒体を選ぶのが大切です。


掲載フォーマット

リスティング広告の大きな特徴は、テキスト情報のみでユーザーに対して自社商材を訴求する点です。
リスティング広告のテキスト情報は、タイトル・説明文・表示URLの3つで構成されています。
タイトルは30文字、説明文は90文字まで表示可能で、ユーザー視点でこれらのテキストを精査することで魅力的な広告となります。


費用

リスティング広告では、自社の広告がクリックされる度に費用が発生するクリック課金制が採用されています。
クリック単価の上限金額はあらかじめ設定可能で、ユーザーが自社のキーワードを検索すると、同じクーワードで広告を出稿している他社との間でオークションが行われ、クリック単価が高い順に掲載順位が決まります。
広告が掲載されたとしても、ユーザーにクリックされなければ費用は発生しません。

 

リスティング広告のメリット・デメリット

様々な企業が運用しているリスティング広告には多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。
リスティング広告のメリットとデメリットを正しく理解することで、自社商材に合った広告運用が可能になります。

リスティング広告を運用するメリット3つ


①成約確度の高い顕在層にアプローチできる

リスティング広告は、GoogleやYahooのユーザーが検索したキーワードに基づいて広告を掲載できます。
ユーザーが何かを検索しているということは、そのユーザーはその問題について顕在的なニーズを抱えています。
例えば、「新宿 ランチ 安い」と検索したユーザーは、新宿エリアでランチが安く食べられる飲食店を探していると考えられます。
そのように、“ニーズが顕在化しているユーザーに対して広告を掲載できるため、ユーザーからのクリックやコンバージョン*に繋がりやすい”のがリスティング広告の大きなメリットです。
*コンバージョン:来店、予約、購入など、広告出稿主がユーザーに求めるアクションの総称


②低予算からでも運用できる

リスティング広告では入札金額を柔軟に設定できるため、低予算からでも運用できます。
具体的には、ワンクリックあたりで発生する入札単価を10円単位で設定できるほか、1日あたりや1ヶ月あたりの上限予算も細かく設定できるため、「想定していた予算を超えてしまった」という事態を防げます。
また、リスティング広告はクリックされた回数に応じて費用が発生するクリック課金制なので、「お金をかけたのにクリックが集まらない」という心配もありません。


③SEO対策に比べるとすぐに成果が出やすい

リスティング広告とよく比較されるWeb集客施策として、SEO対策が挙げられます。
SEO対策は、検索エンジンからのユーザー流入を狙うという点においてはリスティング広告と同じですが、成果を感じられるようになるまで数ヶ月以上の時間を要します。
加えて、どれだけ多くの時間と予算をSEO対策に費やしたからといって、検索結果ページで必ず上位に表示されるという保証はありません。
それに比べてリスティング広告は、キーワードや予算を適切に設定すれば最短即日で上位掲載を狙えます。
また、広告の配信エリアや配信期間についても詳細に設定できるため、高い費用対効果が期待できます。

 

リスティング広告のデメリット2つ


①潜在層へのアプローチには不向き

リスティング広告はキーワードで検索した顕在層ユーザーに対して高い訴求力を持つ一方で、それ以外の潜在層ユーザーに対してはアプローチできません。
一般的に、ユーザーはインターネット使用時間のうち9割以上をWebサイトやアプリの閲覧に費やしており、何かを検索している時間は全体の5%ほどと言われています。
より多くの潜在層へ向けて自社商材の認知拡大を狙うには、ディスプレイ広告など他のWeb広告を兼用する必要があります。


②テキスト以外の情報で訴求できない

リスティング広告では、ユーザーに対してテキスト(文字)以外の情報を訴求できません。
飲食サービスやアパレルサービスなど、画像や動画といった視覚情報でユーザーに訴求したい、競合他社と差別化したいという場合は、リスティング広告以外の施策が必要になります。

 

リスティング広告で成果を出す3つのコツ

①広告運用の目的と目標を明確化する

リスティング広告に限らず、広告運用の目的と目標を明確にしておくことが、Web広告で長期的に安定した成果を出すコツです。
広告運用の目的を整理するうえでよく用いられるフレームワークに、「5W2H」があります。

・WHO(どんなターゲットに対して)
・WHEN(どんな期間、時間帯に)
・WHERE(どのエリアで)
・WHAT(どのような商品、サービスを)
・WHY(なぜ)
・HOW(どのような方法で)
・HOW MUCH(いくらで)

このフレームワークを参考に、広告のターゲットや予算、伝え方を明確にしておくとよいでしょう。
また、広告運用の目標については、上記の5W2Hを参考にしたうえで「コンバージョン○件」「売上○円」など客観的な数値に落とし込むことが大切です。

 

②キーワードが似ている競合他社の広告を分析する

リスティング広告を出稿する際は、「前もって自社のキーワードをインターネットで実際に検索する」ことをおすすめします。
そうすると、自社と同じキーワード、つまり自社と同じターゲット層にむけて広告を出稿している競合他社の広告文をチェックできます。
他社の広告文を分析することで、自社の広告文を差別化しやすくなります。

 

③ABテストでパフォーマンスを比較する

Web広告運用の基本となるのが、ABテストです。
ABテストとは、理科の対照実験のように、ある条件が広告の成果にどのような影響を与えるかを調べるために、他の条件は全く同じ複数の広告を配信する方法です。
例えば、2パターンの広告文をABテストしたい場合は、キーワードや配信エリアなど広告文以外の条件が全く同じ広告セットを2つ用意し、一定期間配信します。これによって、どちらの広告分の方がより成果につながるのか明らかになります。
そのため、成果が低い広告セットは配信を停止して、その分の予算を成果が高い広告セットに投下することでより多くの成果を目指す、といった広告の運用改善が可能になります。

 

リスティング広告についてさらに詳しく解説

ディスプレイ広告とリスティング広告について、それぞれの広告手法の違いと、使い分けのポイントについて詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてご覧ください。

次回は「リターゲティング広告」についてです。

 

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